■クロスカントリースキーの魅力

XCスキーは子供から年配の方まで白銀に覆われた自然の中で、一人でもグループでも初心者からベテランまで日常では味わえない豊かな時間を過ごす事が出来ます。クロスカントリースキーは生涯スポーツの要素が高く、生涯を通じて自分を見つめる事が出来る雪国ならではのスポーツではないかと思います。
※(誤解の無い様に)私はどのスポーツも同様に皆様が以前取り組んでたスポーツは生涯ご自分の為に継続なされる事をお勧めします、以前取り組まれた経験が今後の励みに、繰り返し実践する事で体は活性化します。

■クロスカントリースキーの楽しみ
どのスポーツでも共通して言えますが、仕事場、家庭以外のある共通の目的を持つグループの交流があります。練習会、イベントから大会までと情報交換、結果報告など内容も多彩です。
XCスキーは自然と共にあります。コース、天候にあったワックスの選択をして、上り下りの技術もコース状況により使い分けが必要です。自分ひとりだけでも楽しむことが出来るXCスキー周りから少しずつアドバイスをもらい、何度も転びつまずき挑戦し葛藤を覚え少しずつ巧くなったら楽しいと感じてくるのではないかなと思います。
私は自在に自分とスキーをコントロール出来ると楽しいなと思いました。
それを成し得た時降って沸いた様に喜びに満たされます。
少しずつ皆さんにそれをお伝えしたいと思います。


クロスカントリースキー(以下XCスキー)はNordic Skiと言うだけあって北欧が発祥であり、その気候風土と生活環境がスキーを創造して来たと言えます。スキーは発展を遂げ細分化されてきました、目的に応じて用具の機能と性能が向上しそれに伴い扱うテクニックも変化してきました。
近年盛んになったスケーティングを除いて、XCスキーの基本要素はクラシカル走法です。
細かい分類は省いて(私の考える)代表的なものを照会します。


カデゴリー 種類 走法(テクニック) フィールド
強度
目的
競技スキー 競技レベル 1)クラシカル コース
全力で順位又は時間を争う
2)フリー(スケーティング) コース
エリート選手
マラソン 2)フリー(スケーティング) コース
結構マジ
歩くスキー フィットネススキー 3)クラシカル コース
スポーツ志向、健康維持
2)フリー(スケーティング) コース
 
ツーリング 3)クラシカル 雪原ルート
自然観察、交流
ハイキング 3)クラシカル コース
自然観察、森林浴
バックカントリー

3)クラシカル/テレマーク

オフピステ
自然観察、滑降
*オフピステはコース整備されてないエリアです。

実践的な区分
スケーティング
テクニック スケートの様に逆ハノ字で重心移動することにより推進力を得る代表的な走法でスーパースケーティング、ラビットスケーティング、クィックスケーティングがありコースの起伏、体力に応じ使い分ける。
用具について スキーは斜め前方への重心移動を助ける為にベンドが強くネジレにも強く作られていて、滑走性を追及する。ブーツは重心移動とスキーへの力の伝達を容易にする為、ハイカットで剛性も強い。
ポールは走法的に左右同時に突き、ハイスピードを維持する為、クラシカルよりやや長めで、軽く剛性の強いものが求められる。

クラシカル

テクニック グリップワックスにより滑走中軸足で滑りを止め、もう片方の振り出した足にスムーズに重心移動を行い滑走していく。
一連の動作の中に足とは対角(それぞれ反対の手と足)の手でストックワークを加えたものがダイヤゴナル走法、グリップと推進滑走を連動したのが一歩滑走、押しの動作だけで進んでいく推進滑走がある。
用具について スキーは長く先端が大きく反っていて、滑走面はグライドゾーンとグリップゾーンとに使い分る。グリップゾーンは二段階のベンドの強さになっていて状況に応じてワックスを使い分ける。
ブーツは足首の可動範囲が広くローカット。スケーティングのブーツに比べソールがややソフトで一連の動作をスムーズに行う構造になっている。
ポールはスケーティング同様の素材のもので、ややスケーティングに比べて短く、軽量で剛性の強いものが求められる。
歩くスキー
テクニック 歩くスキーは非競技的で生活スポーツ的なクロスカントリースキーとして位置ずけており、その楽しむ要素は多彩である。あらゆるスキーの原点であるクロスカントリースキーの多くの要素を含む歩くスキーはクラシカル走法の技術を用いて行う。(と、思う)
用具について スキーはクラシカルスキーを範としてより使いやすく、多用途に対応出来るようにグリップゾーンはノーワックスタイプとなっている物が多い。
ブーツは歩きやすく、あらゆる人の対応出来るように柔らかく、扱い易く出来ている。
ポールはクラシカルスキーと同様かやや短く、雪輪が大きく不正地でのポールワークを容易にする。

 
 
 
 

 


 
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